テーブルの作成
データベースの中で実際に値が格納されるのがテーブルです。1つのデータベースの中には複数のテーブルを作成することができます。ここではテーブルの作成方法について解説します。
1.テーブルの作成
2.カラムにデータ型を指定してテーブルを作成
3.データベースの中に作成されているテーブル一覧
基本となる構文は下記の通りです。
CREATE TABLE テーブル名(カラム名1, カラム名2, ...);
テーブル名は任意の名前を指定できます。(ただし「sqlite_」で始まるテーブル名はSQLite自体が使用するため指定できません)。
テーブルには少なくとも1つのカラムが必要です。複数のカラムが含まれるテーブルの場合はカンマ(,)で区切って記述して下さい。
では実際にテーブルを作成してみます。下記ではテーブル名が「personal」で、このテーブルには「id」と「name」という2つのカラムが含まれることになります。
create table personal(id, name);
上記のように表示されればテーブルの作成は完了しています。
SQLiteではテーブルを作成する時にカラムにデータ型を指定しなくても作成できますが、指定することもできます。(詳細は「SQLiteのデータ型」を参照されて下さい)。カラムにデータ型を指定してテーブルを作成する場合の構文は次のようになります。
CREATE TABLE テーブル名(カラム名1 データ型, カラム名2 データ型, ...)
カラム名の後に半角スペースを挟んでそのカラムに設定するデータ型を指定します。
では実際にテーブルを作成してみます。下記ではテーブル名が「personal2」で、このテーブルには「id」と「name」という2つのカラムが含まれ、「id」カラムのデータがはINTERGER型で「name」カラムのデータ型はTEXT型となります。
create table personal2(id integer, name text);
上記のように表示されればテーブルの作成は完了しています。
データベースの中に作成されているテーブルの一覧を確認するにはSQLiteコマンドの「.tables」を使います。
.tables .tables ?TABLE?
引数を省略した場合には作成済みのテーブル一覧を表示します。引数にテーブル名を指定した場合には、指定した値に一致するテーブルの一覧を表示します。
では実際に試してみます。
このページで作成した「personal」と「personal2」の2つのテーブルがが表示されました。
( Written by Tatsuo Ikura )