total_changes関数

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total_changes関数はデータベースに接続後に追加/削除/更新のSQL文によって処理された行数のトータル数を取得するために使用します。書式は次の通りです。

total_changes()

データベースに接続後にINSERT文、UPDATE文、DELETE文などによってテーブルの行に対する処理が行われた時、実際に処理された行数のトータルを返します。

具体的には次のように使用します。

insert into movietable values(val1, val2);
update booktable set name = 'yourname' where id = 1;
select total_changes();

movietableテーブルに1行追加し、booktableテーブルの1行を更新しています。その為、SELECT文では処理されたトータル行数として2を取得することができます。

サンプル

では実際に試してみます。

まずデータベースに接続し、「sample2」テーブルに行を追加します。

p27-1

この時点でtotal_changes関数を呼び出すと1を返します。

p27-2

では別のテーブルである「sample1」テーブルで2つの行を削除します。

p27-3

再度total_changes関数を呼び出すと3を返します。

p27-4

このようにtotal_changes関数ではデータベース接続後に処理された行数のトータルを返します。

( Written by Tatsuo Ikura )