データの削除
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テーブルに格納されているデータを削除するにはDELETE文を使います。基本となる書式は次の通りです。
DELETE FROM db_name.tbl_name [WHERE where_condition];
指定のデータベース内にある指定のテーブルに対し、指定したカラムに新しい値を設定します。
USE文を使ってデータベースに接続している状態で、そのデータベース内にあるテーブルのデータを削除する場合は次のように単にテーブル名だけを指定して作成することもできます。
DELETE FROM tbl_name [WHERE where_condition];
指定のテーブルに含まれるデータを削除します。どのデータを削除するのかはWHERE句を使って指定します。WHERE句は省略可能ですが、その場合はテーブル内の全てのデータが削除されます。
[例1]idカラムの値が10のデータを削除する DELETE FROM uriage WHERE id = 10; [例2]countカラムの値が100より小さいデータを削除する DELETE FROM uriage WHERE count < 100; [例3]全てのデータを削除する DELETE FROM uriage;
全てのデータを削除するにはTRUNCATE文を使用することもできます。
サンプル
実際に試してみます。まず次のようなテーブルを作成します。
mysql> create table visit(browser varchar(20), staysec int, visitd date);
テーブルにはデータを次のように格納しておきます。
では「browser」カラムの値が'FireFox'のデータを削除してみます。
mysql> delete from visit where browser = 'FireFox';
ではテーブルのデータを取得して確認してみます。
「browser」カラムの値が'FireFox'のデータが全て削除されていることが確認できます。
続いて条件を指定せず全てのデータを削除してみます。
mysql> delete from visit;
テーブルに格納されたデータが空になっていることが確認できます。
( Written by Tatsuo Ikura )