データベースへ接続

広告

存在しているデータベースへ接続する方法を確認します。USE文を使います。書式は次の通りです。

USE db_name;

例えば「goods」データベースに接続するには次のように入力します。

mysql> use goods;

データベース名で指定したデータベースに接続します。ここで接続というのは、接続以降に行われる操作の時にデータベースが省略された場合にデフォルトで使用されるデータベースを設定するということです。

例として「sampledb」データベースの中の「pricetable」テーブルのデータを取得してみます。データベースに接続していない場合には「データベース名.テーブル名」という形式でテーブルを指定する必要があります。

p3-1

USE文を使ってデータベースへ接続していれば、データベース名を省略しテーブル名の指定だけでデータを取得できます。

p3-2

なおデータベースに接続している場合でも、「データベース名.テーブル名」の形式で指定すれば他のデータベースのテーブルからでもデータを取得することは可能です。

他のデータベースへ接続する

データベースに接続している状態でも、再度USE文を使用すれば他のデータベースへ接続しなおすことができます。

p3-3

MySQLコマンドラインツールのコマンドで接続する

MySQLコマンドラインツールを使ってMySQLサーバへ接続している場合、useコマンドを使用することでデータベースへ接続することができまう。書式は次の通りです。

USE db_name
¥u db_name

USE文とUSEコマンドは末尾にセミコロンがあるかどうかの違いだけです。

では実際に試してみます。

p3-4

MySQLコマンドラインツールの引数

MySQLコマンドラインツールを使用している場合は、MySQLコマンドラインツールを起動する時に、接続したいデータベースも指定することができます。

mysql -u root -p db_name

実際に試してみます。

mysql -u root -p goods

p3-5

MySQLコマンドラインツールを起動しMySQLサーバへ接続します。この時、起動時に指定したデータベースに接続します。

では「goods」データベースに含まれる「pricetable」テーブルのデータを取得してみます。

p3-6

問題なくデータを取得できていることから、現在「goods」データベースに接続が行われていることが確認できます。

接続しているデータベースの確認

現在接続しているデータベースを確認するにはdatabase関数を使用します。次のように入力して下さい。

mysql> select database();

p3-7

( Written by Tatsuo Ikura )