データベースに関する情報の取得

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作成したデータベースに関する情報を取得する方法を確認します。

データベースの一覧

まずは現在作成されているデータベースの一覧を取得する方法です。SHOW DATABASES文を使います。書式は次の通りです。

SHOW DATABASES;

p2-1

作成済みのデータベースの一覧が表示されます。

なお「information_schema」「mysql」はMySQL自身が使用しているデータベースです。また「test」はデフォルトで作成されているデータベースでテスト用として使って頂けます。この3つを除いたデータベースがユーザーが作成したデータベースとなります。

指定した名前のデータベースを作成するためのCREATE DATABASE文を取得

次にデータベース名を指定し、そのデータベースを作成するためCREATE DATABASE文を表示する方法です。SHOW CREATE DATABASE文を使います。書式は次の通りです。

SHOW CREATE DATABASE db_name;

p2-2

照合順序について記載がない場合は、設定されている文字セットのデフォルトの照合順序が使用さえることを表しています。

INFORMATION_SCHEMAデータベースの参照

INFORMATION_SCHEMAデータベースはMySQLに存在するデータベースやテーブルなどの情報を参照するために利用できるものです。データベースに関してはSCHEMATAテーブルに格納されており、情報を参照するには次のように入力して下さい。

SELECT * FROM INFORMATION_SCHEMA.SCHEMATA;

SCHEMATAテーブルに含まれるSCHEMA_NAMEカラムにデータベース名、DEFAULT_CHARACTER_SET_NAMEカラムに文字セット名、DEFAULT_COLLATION_NAMEカラムに照合順序が格納されています。

では実際に試してみます。

p2-3

現在存在しているデータベース毎に1つのデータが存在し、各データベースの文字セットなどが確認できます。

( Written by Tatsuo Ikura )